なぜかというと、睡眠には『気温』と『日照』が大きく関係しているからです。
冬になると、冷え性の人は寝る前の体温調節ができず、眠りに入りづらくなる傾向が出るとのこと。
私たちは眠りに入るとき、体や脳を休ませるために体の深部温度を下げようと、手足の血管を広げて放熱します。
眠くなると手足がぽうっと温かくなるのはこのためです。
しかし冬は床や布団などの冷たさに体が反応して熱を掛がさないように手足の血管が収縮してしまい放熱できないため、深部温度が下がらずなかなか眠れないのです。
また、人は朝の太陽の光を浴びることで眠気がとれるようなメカニズムになっており、太陽の光が弱い冬はすっきり目覚めにくくなるので、睡眠の不満が高まるようです。
冬の睡眠の質を高めて、寝つきや朝の目覚めを改善するためには、毎日寝る前に体温調節することが必要です。
そのためには、「就寝1時間前の入浴」と「寝る30分前に首もとを温めること」が効果的です。
体というのは温めた方が健康的だということをあらためて確認させられますね。